学校日誌

5年生サツキマス放流

2021年10月15日 09時57分

天竜川漁協の方の協力により、5年生がサツキマスを天竜川に放流する体験学習を実施しました。当日は、事前に岩っ子5年生からうけとった質問に答えていただき、サツキマスの生態について学習したあと、一人2回にわけて10匹ほどの魚を天竜川に放流しました。
年間1200kgの放流を行い、今回は30kg分でした。魚たちはとても元気でしたが、バケツの中にたくさん入っただけで、酸素不足(?)のせいか、元気がなくなってしまうので、川の浅瀬からすぐに放流をしました。カワウやサギなどの鳥たちに食べられないように、まずは大きく成長してねの願いを込めて放流しました。

昔とはちがい、川にはダムが造られているため、なかなか下流から上流へは登っていくことができず、鳥やブラックバスなどの外来種に襲われることもあるそうです。漁業組合の人たちは、バクチクなどを使って天敵を追い払うこともあるそうですが、自然の連鎖を考えると、自然界の生き物に対して人間が守ることには複雑な思いもあるということです。
放流したばかりのサツキマスは、しばらくはその場の水の流れにまるで慣らしているような様子でじっとしていますが、そのうちに大きな流れに乗って姿が見えなくなりました。