学校日誌

弓削田健介 氏 ~いのちと夢のコンサート~

2020年11月19日 11時04分
合唱作曲家の弓削田健介氏をお招きし、芸術鑑賞会を行いました。(子どもたちは、「ゆげたさん」とお呼びしました。)
弓削田さんは、全国を旅しながら、学校やホスピス等の施設を訪問し、演奏活動をされている方です。旅先での人との出会いや、旅先で感じたことや考えたことを、音楽にのせて子どもたちに伝えてくださいました。

合唱曲「しあわせになあれ」は、「♪目を閉じて 繰り返す あなたがくれた名前・・・」という歌詞で始まります。みんな目を閉じて、弓削田さんの歌を聴きました。やさしいメロディーは、自分のことを愛してくれている家族のこと、大切な人のことを思い浮かべさせてくれました。涙を流している子もいました。きっと、自分のことを大切に思ってくれている誰かがいるということを、改めて感じたのでしょう。

スライドと音楽、弓削田さんの語りや歌声が、私たちの心の奥に沁み、会場全体が、温かな幸せな雰囲気に包まれました。

コンサートでは、弓削田さんが作曲した「しあわせになあれ」「図書館で会いましょう」の2曲を一緒に歌いました。歌は、不思議な力をもちます。心が明るくなり、気分もよくなります。この2曲は、子どもたちにとって、とても身近な曲になったようでした。子どもたちが、自分の存在の大切さ、命の大切さを、ふとした時に感じられるように、これからも歌っていきます。

コンサート後、子どもたちが、思い思いに弓削田さんに感謝の気持ちを伝えました。・・・「感動したよ。」「幸せな気持ちになった。」「ものすごく、よかった。」「すてきな歌をありがとう。」

会場を去るとき、子どもたちは、弓削田さんに手を振りながら、とても満足気なやさしい笑顔になっていました。

「しあわせになあれ」は、大樹祭でも全校で歌い、今後も歌い継いでいきます。

【子どもの感想】

・ゆげたさんの歌声で、世界をやさしくできる。そうなるといいなと、ぼくは思った。

・わたしも、夢に向かって努力したい。

・相手に伝える言葉が変わると、人の心も変わるということが、一番心に残った。

・自分の名前を、もっと大切にしたい。

・自分の名前、ほかの人も名前は、とても大切だと感じた。

・ゆげたさんの歌は、ぬくもりがあると感じた。

・目を閉じて聴いていたら、自分の名前を呼んでいるお母さんと、お父さんの声が聞こえた。

・歌を聴いて、みんな泣いていた。泣くということは、みんな、きれいな心の持ち主だと思った。