学校日誌

岩田小創立148年クイズその8

2021年9月26日 10時31分

質問20 「ホラの谷」はどこにあった?!
答え20 増参寺から県道の坂を見ると、たしかに山が入り組んで奥まった場所があります。そこに「ホラの谷」(当時の人々は「ホラん谷」と呼んでいたようです)がありました。当時とても恐れられていた伝染病の対策として、明治24年(1891)岩田村衛生組合が設立され、1901年 隔離病舎がホラの谷に建設されました。記録には昭和16
年9/8~9/25までの18日間入院した女性の入院費用は239円30銭で、当時の小学校長の月給は100円でした。入院患者は多い年には10人を越え、完治して帰宅できた人は半数に満たなかったそうです。(ホラとは「がけや大きな岩、ほら穴、谷」の意味です)1945年に隔離病舎廃止され、今では、ホラん谷も樹木で生い茂り、当時の様子を知る人はほとんどありません。(会報誌「銚子塚の里」No.68より)

 
(写真左)県道直下にその面影を残す「ホラん谷」。白いトラックが坂を通過しています。
(写真右)「ホラん谷」をバックに体育授業を楽しむ岩っ子たち