120年前の新聞より20世紀の大予言(その1)
2021年10月12日 10時28分20世紀を迎えたばかりの1901年(明治34年)1月2日、3日(今から120年前)の新聞に、20世紀を予言する大変興味深い記事があり、それが「銚子塚の里No.87平成12年12月号」に取り上げられていたので、紹介します。
*明治32年2月16日の新聞に、「20世紀は1900年からか、それとも1901年からか」について議論された内容が載っており、結論として「20世紀は1901年1月1日より始まるを至当とするなり」と書かれています。(さあ、紹介です!)
1 無線電話
無線電話が一層進歩して、ただに電信のみにあらず。電話は世界諸国に連絡して、東京に在る者がロンドン・ニューヨークに在る友人と自由に対話することを得べし。(日本最初の電話サービスが東京・横浜で開始されたのが明治23年)
2 遠距離の写真
数十年の後、欧州の地に戦雲あらん時、東京の新聞記者は社にいながら電気力にて早取写真となすことを得べく、しかもその写真は天然色を現像すべし。(120年前にすでにカラー写真を想像しています!)
3 野獣の滅亡
アフリカの原野に至るも、ライオン、トラ、ワニ等の野獣を見ること能わず。彼等はわずかに大都会の動物園に余命を継ぐべし。(現在では多くの動植物が「絶滅危惧種」に指定されています・・・)