6年生「狂言出前講座」
2021年11月25日 17時30分岩田小、大藤小、向笠小、豊田東小の4小学校の6年生がゆやホールで芸術鑑賞をしました。今年は「狂言」です。能が悲劇であるのに対し、狂言は喜劇です。舞台上にはほとんど小道具がなく、演者も素顔のままで、ゆっくりはっきり大きなアクセントで発声します。もちろんマイクも使いませんが、日頃のけいこの成果もあり、たとえ観客に背中を向けていても、会場後方まではっきりとセリフが伝わっていました。
セリフの言い回しなどやや難しい場面もありましたが、最後まで楽しく鑑賞し、後半には実際に狂言を動作とセリフを付けて演じる練習も体験しました。
今日の狂言は「柿山伏(かきやまぶし)」でした。山伏がたわわに実る柿に石を投げつける場面では「あたればよいが!」などとセリフを口にする場面もありました。700年もの昔にあった狂言に触れることができた良い体験となりました。少なくとも親子5代つづく狂言師の生き方にも思いをはせることもできました。