学校日誌

5年生 サツキマスの放流体験

2020年10月15日 17時22分

5年生の「総合的な学習の時間」に、「環境」をテーマにして自然体験やエコ活動を行っています。

1学期は、天竜川漁協協同組合の方々に御指導いただいて釣り教室を行ったり、水質調査活動を行ったりしました。この取組は、地域の自然環境に関心を高め、自分たちの生活に関連させて考えることにつながっています。

この取組は、磐田市の事業として行われ、一雲済川合流点付近の天竜川を「水辺の楽校いわた」として市が登録し、地域の小学校や施設等が連携し、水辺活動をすすめています。
15日は、天竜川漁協協同組合の方々に御指導いただき、サツキマスの放流活動を行いました。天竜川漁協協同組合の方から、サツキマスは川に留まる魚を「アマゴ」、海へ降海する魚を「サツキマス」と呼ぶことや、体長や生息する年数の違いを教えていただきました。さらに、最近では、上流と下流を上ったり下ったりしにくくなっていることに触れ、その原因として、ごみや家庭排水の問題、ダムの放流の関係があることを教えていただきました。それを聞き、私たちの生活が便利になる反面、生き物が住みにくい環境になっているのではないかということを考えさせられました。子どもたちは、初め、サツキマスに恐る恐る触れていましたが、要領をつかむと、やさしくサツキマスをすくい上げて川に放していました。「思ったより大きくて、びっくり。」「川に放したけど、もどってきたから、踏まないように気を付けないとね。」「しっかり育ってね。」と話しながら、楽しく放流体験しました。
放流活動は、今後の学習につなげていきます。