5年生の「総合的な学習の時間」に、「環境」をテーマにして自然体験やエコ活動を行っています。
1学期は、天竜川漁協協同組合の方々に御指導いただいて釣り教室を行ったり、水質調査活動を行ったりしました。この取組は、地域の自然環境に関心を高め、自分たちの生活に関連させて考えることにつながっています。
この取組は、磐田市の事業として行われ、一雲済川合流点付近の天竜川を「水辺の楽校いわた」として市が登録し、地域の小学校や施設等が連携し、水辺活動をすすめています。
15日は、天竜川漁協協同組合の方々に御指導いただき、サツキマスの放流活動を行いました。天竜川漁協協同組合の方から、サツキマスは川に留まる魚を「アマゴ」、海へ降海する魚を「サツキマス」と呼ぶことや、体長や生息する年数の違いを教えていただきました。さらに、最近では、上流と下流を上ったり下ったりしにくくなっていることに触れ、その原因として、ごみや家庭排水の問題、ダムの放流の関係があることを教えていただきました。それを聞き、私たちの生活が便利になる反面、生き物が住みにくい環境になっているのではないかということを考えさせられました。子どもたちは、初め、サツキマスに恐る恐る触れていましたが、要領をつかむと、やさしくサツキマスをすくい上げて川に放していました。「思ったより大きくて、びっくり。」「川に放したけど、もどってきたから、踏まないように気を付けないとね。」「しっかり育ってね。」と話しながら、楽しく放流体験しました。
放流活動は、今後の学習につなげていきます。
9月15日は、岩田小学校の開校記念日です。
岩田小は、明治6年9月15日に開校し、本年度、147周年目を迎えました。147周年記念にちなんで、今週は、昼の放送で「岩田小クイズ」を行ったり、プロジェクト委員会中心に集会を企画し、全校で「岩田小学校バースデー集会」を行ったりしました。
「岩田小学校バースデー集会」では、プロジェクト委員会が調べたことをクイズにして、岩田小の昔の名称「匂坂学校」や校歌、初代校長のこと等、みんなで楽しく答え、愛校心につなげました。
校長からは、開校以来の卒業生の人数(2489名)、全校児童数の変遷、ずっと大切にしてきた「志」の考え等の話があり、子どもたちが興味深く聞いていました。全校児童数の変遷では、「校長先生が生まれた頃の岩田小の全校児童は、274人。〇〇先生が生まれた頃は、少し減って200人くらい。〇〇先生(平成生まれ)が生まれた頃は、190人くらい。」という話があり、子どもたちは、「えー、すごい。」と歓声が沸き、興味津々でした。(現在の児童数は、121名)
今後も、岩田小学校の歴史に誇りをもち、どの子も「志」をもって育っていくことを願っています。
6年生が、人権について学習しました。
講師に人権擁護委員の方々をお迎えし、アンパンマンの生みの親「やなせたかしさん」が作詞した「世界をしあわせに」(人権イメージキャラクターソング)の歌詞をもとにし、自分自身や友達、さらに家族や周りの人たちみんなが「しあわせ」になるって、どういうことか考えました。まず、歌詞の中で「いいな。」と思う言葉を見付け、発表につなげました。
【6年生の発表より】
・「歌詞:光があふれるこの町・・」
みんなが楽しく笑ってるけど、少しだけ泣いている人もいるかもしれない。でも、それを見捨てることはいけない。
・「平等・・・」
みんな同じ、仲良し、差別をしない、助け合うということ。
・「涙がいつかは乾くのさ」
悲しいことがあっても、いつかは楽しいことがやってくる。
一人で乗り越えるより、助け合えると心強いし、自信がもてる。
自分だけで解決しようとしないで、友達や親に相談するとよい。
最後に、「思いやり算」を教えていただき、子どもたちは「なるほど」と納得し、やさしい笑顔になりました。
「おもいやり算」
+(足す)・・・たすけ合う
-(引く)・・・ひき受ける
×(掛ける)・・声をかける
÷(割る)・・・わけ合う
3年生、4年生の人権教室は、9月に予定しています。
さらに、12月の世界人権DAYに合わせて人権週間を設定し、一人一人の人権について考え、自分のこと、友達や周りの人のことも大切に考える豊かな心を育んでいきたいと思います。