合唱作曲家の弓削田健介氏をお招きし、芸術鑑賞会を行いました。(子どもたちは、「ゆげたさん」とお呼びしました。)
弓削田さんは、全国を旅しながら、学校やホスピス等の施設を訪問し、演奏活動をされている方です。旅先での人との出会いや、旅先で感じたことや考えたことを、音楽にのせて子どもたちに伝えてくださいました。
合唱曲「しあわせになあれ」は、「♪目を閉じて 繰り返す あなたがくれた名前・・・」という歌詞で始まります。みんな目を閉じて、弓削田さんの歌を聴きました。やさしいメロディーは、自分のことを愛してくれている家族のこと、大切な人のことを思い浮かべさせてくれました。涙を流している子もいました。きっと、自分のことを大切に思ってくれている誰かがいるということを、改めて感じたのでしょう。スライドと音楽、弓削田さんの語りや歌声が、私たちの心の奥に沁み、会場全体が、温かな幸せな雰囲気に包まれました。
コンサートでは、弓削田さんが作曲した「しあわせになあれ」「図書館で会いましょう」の2曲を一緒に歌いました。歌は、不思議な力をもちます。心が明るくなり、気分もよくなります。この2曲は、子どもたちにとって、とても身近な曲になったようでした。子どもたちが、自分の存在の大切さ、命の大切さを、ふとした時に感じられるように、これからも歌っていきます。
コンサート後、子どもたちが、思い思いに弓削田さんに感謝の気持ちを伝えました。・・・「感動したよ。」「幸せな気持ちになった。」「ものすごく、よかった。」「すてきな歌をありがとう。」
会場を去るとき、子どもたちは、弓削田さんに手を振りながら、とても満足気なやさしい笑顔になっていました。
「しあわせになあれ」は、大樹祭でも全校で歌い、今後も歌い継いでいきます。
【子どもの感想】
・ゆげたさんの歌声で、世界をやさしくできる。そうなるといいなと、ぼくは思った。
・わたしも、夢に向かって努力したい。
・相手に伝える言葉が変わると、人の心も変わるということが、一番心に残った。
・自分の名前を、もっと大切にしたい。
・自分の名前、ほかの人も名前は、とても大切だと感じた。
・ゆげたさんの歌は、ぬくもりがあると感じた。
・目を閉じて聴いていたら、自分の名前を呼んでいるお母さんと、お父さんの声が聞こえた。
・歌を聴いて、みんな泣いていた。泣くということは、みんな、きれいな心の持ち主だと思った。
岩田小では、地域にお住いの堀内さん御夫妻のおかげで、夏野菜・冬野菜、さとうきび、さつま芋等の栽培活動を行っています。
16日は、堀内さんの御協力により、1・2年生がさつま芋堀りの体験をしました。教えていただいた掘り方で、手で土をかき分けていくと、まさに「芋づる式」に、たくさん連なったさつま芋がごっそりと抜け、子どもたちは歓声を上げて大喜びしました。掘ることがおもしろくなった子どもたちは、次々に堀り、袋が重たくて持つのが大変になるほど、おみやげのさつま芋をいただき、収穫の喜びを味わいました。堀内さん、ありがとうございました。
磐田市社会福祉協議会の永井様、れんげの会の皆様が中心となり、地域の方々の御厚意で「雑巾」と「千羽鶴の飾り」を作ってくださり、11月10日に学校へ届けてくださいました。当日は、プロジェクト委員の6年生が児童を代表し、雑巾と千羽鶴の飾りをいただきました。れんげの会の代表の方から、「岩田小の子どもたちが、毎日、元気に楽しく学校生活を送ることができるよう、岩田地区のみなさんが応援の気持ちを込めて雑巾を作ってくださいました。千羽鶴の飾りも、コロナ感染症に負けないようにという思いを込めて作ってくださいました。」とお話してくださいました。6年生は、「地域のみなさんが、岩田小の子どもたちのことを思って作ってくださったので、大切に使います。」「千羽鶴の飾りは、みんなが見て楽しめる方法を考えます。」と、お礼の気持ちを述べました。
すべての雑巾に、手書きのメッセージが添えられています。
千羽鶴の飾りは、6年生のアイデアで、順番に学級へ回しています。
岩田小の子どもたちを見守り、応援してくださる地域の皆様の御心遣いに深く感謝申し上げます。
5年生の「総合的な学習の時間」に、「環境」をテーマにして自然体験やエコ活動を行っています。
1学期は、天竜川漁協協同組合の方々に御指導いただいて釣り教室を行ったり、水質調査活動を行ったりしました。この取組は、地域の自然環境に関心を高め、自分たちの生活に関連させて考えることにつながっています。
この取組は、磐田市の事業として行われ、一雲済川合流点付近の天竜川を「水辺の楽校いわた」として市が登録し、地域の小学校や施設等が連携し、水辺活動をすすめています。
15日は、天竜川漁協協同組合の方々に御指導いただき、サツキマスの放流活動を行いました。天竜川漁協協同組合の方から、サツキマスは川に留まる魚を「アマゴ」、海へ降海する魚を「サツキマス」と呼ぶことや、体長や生息する年数の違いを教えていただきました。さらに、最近では、上流と下流を上ったり下ったりしにくくなっていることに触れ、その原因として、ごみや家庭排水の問題、ダムの放流の関係があることを教えていただきました。それを聞き、私たちの生活が便利になる反面、生き物が住みにくい環境になっているのではないかということを考えさせられました。子どもたちは、初め、サツキマスに恐る恐る触れていましたが、要領をつかむと、やさしくサツキマスをすくい上げて川に放していました。「思ったより大きくて、びっくり。」「川に放したけど、もどってきたから、踏まないように気を付けないとね。」「しっかり育ってね。」と話しながら、楽しく放流体験しました。
放流活動は、今後の学習につなげていきます。